・寂寞に すする小田巻 郷思う
(寂寞とは静かで物悲しいことで、小田巻とはとらえられた、静御前が義経との楽しかった思いでを歌った歌をモチーフにした、うどんのことです、故郷を思い出しながらうどんを食べるという川柳で、静かと静御前をかけています)
・カーテンの 裏側に潜む 黒い影
(子供のいたずらでしょうかそれとも・・・)
・何を聞く 作り声より 風の声
(最近作り物の世界に人々が浸りすぎではないでしょうか、自然の世界に、見えるけど見えない世界に、その声に耳を傾けることが大切なのかもしれません)
・追いつけと 置き去りにした わが心
(人に追いつこうとして、気が付いたら自分自身を置き去りにしていた、そんな経験はありませんか、人生において大切なことの一つとして、自分と世間とのバランスを取る、というのがあるのかもしれません)