「ドラマ感想」韓国ドラマ 軍師リュ・ソンリョン-ジンビロク-


 

 

みなさんこんにちはRAIMEIです。今回は相変わらず気まぐれに変な記事を書いていこうと思います。韓国ドラマ「軍師リュ・ソンリョン」のレビューです。

自分は良く動画サイトのギャオでドラマを楽しんでいますが、そんな中ふと気になってみてみたドラマの一つがこちらです。普段は韓国ドラマは一切見ないんですけど(恋愛ものはあまり興味ないし、歴史物は反日偏向だろうし)、軍師というところに引かれて1話を見たところ結構面白かったので、無料視聴できる現在30話ほどまで、見てみました。というわけで、現在のレビューは途中までの評価ですが、最後まで配信すると思うので、この記事を更新していこうと思います。

あと戦争ドラマですが。RAIMEIは戦争自体が根本的に悪いものと思っているので、この記事に勇猛な武将だとか、名軍師だとかのワードが出てきても、それらには別に戦争を賛美する意図はありません。あと僕は韓国が嫌いではないですが、歴史認識としては、儒教と中国の圧力・支配によって、李斯朝鮮はかなりの損害・文化的な停滞をこうむっていたという風に解釈しています(秀吉の出兵もかなり朝鮮を荒廃させ、多くの人を苦しめたと認識しています。)

 

あらすじ・設定
このドラマは、秀吉の朝鮮出兵を朝鮮側の視点から描いたものです。韓国の軍師リュ・ソンリョンは、戦後にジンビロクという、戦争の記録を書いており(戦争を防げなかった反省を込めて書かれているといわれています)、それをもとに脚色してドラマ化したのが本作です。

このおっさんがリュ・ソンリョン(韓国の英雄、イ・スンシンも彼が抜擢したとか)

 

物語は、朝鮮王 宣祖の努力により、それまで王位を簒奪した野蛮な国扱いを受けていた李斯朝鮮が、明国に正当な国であると認められるところから始まります。李氏朝鮮では中華思想と儒教思想が重視され、明国に正当と認められたことは大きな意味がありました。

一方日本では、豊富秀吉が天下を統一し、明征伐、いわゆる唐進を進めており、そのために朝鮮に国交を求めて使者を送ってきました。

李斯朝鮮は中華思想と儒教思想により日本を格下の野蛮な国としてみていたので(作中では王位を簒奪した獣の国と呼ばれていました。さすがにひどくないか)、宣祖は日本の使者と会うのも拒否をします。

しかし、リュ・ソンリョンや大臣たちは日本の武力に脅威を感じ、偵察のためにも、使者と会い、朝鮮からも使者を送ることを提案します。しかし王は「獣の国とかかわれば自分たちも明から同じ扱いを受ける」といってそれを拒否し続けます。それでも必死にリュ・ソンリョンが訴えるところで第一話は終わります。

(朝鮮の王様、宣祖 一話では有能だが、その後は無能の極みとして描かれている。自分の安全だけを考えてまったくたたかわないで、逃げまくり部下からも日本の武将からもあきれられ、権力を守るために味方の行動を妨害する等やりたい放題。本作のトラブルメーカー、実際にはどういう人かはわからないのでドラマは悪く描きすぎかも)

 

その後の展開としては、しばらくは朝鮮の政治抗争がメインとして描かれます。根本的に朝鮮はのんきで日本を下に見ており、戦争への備えが全くなく、そして苛烈な政治権力闘争により、政治が著しく停滞している様子が描かれています。

一方で着実に戦争の準備をする日本に対し、軍師や大臣たちのの進言もあり、偵察のために王はついに通信使を派遣します。

しかしここで問題が起こります。通信使は二人いましたが、その二人が全く別の意見を述べたのです。一方は日本は戦争する気があり危険だというもので、他方はその逆日本は戦争する気がないというものでした。

残念なことに、戦争しない論が採用され、朝鮮がのんきに構えている間に、日本軍は釜山沖に上陸、首都を二週間足らずで陥落させてしまいます。

しかし、あまりにも早く進軍してしまったゆえの兵糧不足や病気、寒さ、また味方同士の軋轢等により日本軍も二の足を踏んでしまい、その間に、イスンシンが海戦で活躍し、明軍の援軍がついたりと、戦争はこう着状態に入っていきます。

大体30話まではこんなところで、おそらく今後は朝鮮側の有利で戦いは進んでいくのだと思います。

 

良いと思ったところ
・朝鮮側を賞賛し、日本だけを叩く内容ではなく(と言ってもこれは明確な侵略なので、100%日本が悪いとは思いますが)、朝鮮の問題もかなり描かれているところです。

例えば、王や大臣たちのくだらない政治抗争や厳しい身分制度による大多数の貧困、そしてそういった状況の中、いざ戦争になっても、民は王の味方をせず、正規軍もやる気がなく、日本軍に対し、ただ逃げ惑い戦わないさまなどがよく描かれています(もちろん勇猛に戦う武将や民を思う政治家の姿も描かれています、リュ・ソンリョンも作中では民のための政治を目指しています)。

・もう一つは、日本側にも戦争回避の努力があったことがしっかりと描かれていることです。本作では小西行長や宗義智等が戦争を回避するために両陣営の間に挟まれて色々と画策する様子が描かれています。

よく韓国のドラマは反日的だとか歴史をねつ造しているとか、言われています。確かにそういうシーンも数多いですが、一方で自国の恥部をしっかりと描いている本作品のクリエイターの方々は大変すばらしいと思います(もちろん朝鮮にも陶器等、優れた文化は沢山あります)。

 

悪いと思ったところ
・合戦のシーンがかなりお粗末です。ただ乱戦で切りあうだけで、長槍とか使わないし、接近戦でも火縄銃持っているし、そもそも鎧をつけているのに、お互いに刀ですぱすぱ切りすぎで、全員ルパンの石川五右衛門か!、鎧意味ないだろ!と突っ込みたくなります。

・中国人が無能に描かれすぎている? 日本は残虐野蛮人扱いで、服装とかも明らかにおかしいですけど、一方でドラマなので、敵がただの雑魚キャラだったらつまらないし、そんな弱い奴らに負けたら恥なので、意外ですがかなり有能に描かれています(これは日本人からしても同じで、日本でイ・スンシンを高く評価しているのも同じような理由があると思います。あと朝鮮が併合された時に、朝鮮の人たちを勇気づけるために両国の学者が半官びいきで彼を持ち上げたのでは?と個人的に思います)。勿論韓国のドラマなので朝鮮人も主要人物は有能に描かれています(王様除く)。じゃあだれがわりを食うかというと、中国人です。まだ明軍はあまり本格的には出てきていないですが、すでにその兆候があります。

・あとやはり歴史的には?が付くところが多いですね(おそらくその時代にそぐわないであろう超兵器が登場したりするし)、特にイ・スンシンの活躍は連戦連勝として描かれていますが、あくまで個人的意見ですけど、正直胡散臭いです(あと格好いいおっさんだったらいいのに、俺と同じ若造の俳優なのも何か威厳がないような)。

 

総評は、まだ全部見ていないので書けませんが、一つのドラマとしてみると、色々な人物の駆け引きがあり、面白いです。引き続き視聴させていただきたいと思っています。

この記事を見ていただいてありがとうございました。ではまたー

 

 

 

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